無痛分娩(麻酔分娩)で出産したママへ。
どんな出産方法であっても、命を生むというのは命がけ。
だから、まずはその選択と頑張り感謝ですm(_ _)m
さて、ここから少しだけ出産について“体と神経のリアルな話”をしていきますね。
無痛分娩の本当の意味
「無痛」と聞くと、痛みを感じずに穏やかに出産できるイメージがありますよね。
実際、医学的にはとても安全で、ママの体への負担も少ない。と言われています。
出産というのは“赤ちゃんとママの共同作業”。
まず一番初めに、赤ちゃんが「そろそろ出たいよ」と体内でホルモンを出し、
その信号をママが受け取って陣痛が始まる──
これが自然分娩の流れです。
このときに赤ちゃんからのサインを感じてママの体から出るのが「オキシトシン」や「エンドルフィン」。
ママと赤ちゃんをつなぐ“愛情ホルモン”です。
でも、計画的な無痛分娩では、
赤ちゃんはまだうあmれようとしていないことも多く、赤ちゃんからのサインが出ていないタイミングで、赤ちゃんの準備が整う前に“外から出す”ことがある。
このタイミングのズレが、赤ちゃんの神経リズムや成長・発達に影響してしまうことがあるんです。
背側迷走神経優位になる赤ちゃん
麻酔で痛みが遮断されると、
ママの体には「緊張を感じない=出産が終わった」という信号が出ます。
でも、赤ちゃんの側ではまだ“生まれる準備”が完了していない。
このタイミングのズレが、赤ちゃんの神経を「シャットダウン」モードにしてしまうことがあります。
ポリヴェーガル理論で言う“背側迷走神経優位”の状態です。
生まれてすぐ、
・泣かない
・表情が少ない
・眠りが深すぎる
・全然寝てくれない
・刺激に反応が薄い
・そり返りが強い
・吐き戻しが多い
こういった様子が見られることがあります。
これは「怠け」ではなく、神経が“守りのモード”に入っている証拠。
その後の発達とのつながり
背側迷走神経優位が長く続くと、
呼吸が浅く、体温が低く、動きが少ない傾向になります。
それが成長していくと、
・感覚が鈍い
・反応が遅い
・感情の表現が少ない
・発達のペースがゆっくり
といった形で現れることがあります。
でも、ここで大切なのは「神経は回復する」ということ。
赤ちゃんが安心を思い出すケア
一番のケアは、“皮膚と皮膚のふれあい”です。
麻酔分娩では、ママと赤ちゃんが生まれてすぐに触れ合う「ゴールデンタイム」が短くなりがち。
だからこそ、あとからその時間を丁寧に取り戻していくことが大事なんです。
抱っこ、お風呂、タッチケア、肌と肌のぬくもり。
それが赤ちゃんに「ここは安心できる場所だよ」と教えてくれるんです。
セルフケアでは取りきれない負担がどうしても出るから、それを整体では、頭や背中をやさしく解放し、
神経の“過剰な緊張”をゆるめながら、呼吸と体温のリズムを取り戻していきます。
ママの心も整える
無痛分娩を選んだママの中には、
「本当は自然に産みたかった」「痛みを感じなかったことを後悔してる」
そんな想いを抱えている方もいます。
でも、その気持ちさえも、赤ちゃんはちゃんと受け取っています。
「ママは私を守ろうとしてくれた」
そう感じ取るように、親子の神経はつながっています。
だから、自分を責めずに、
抱っこして、呼吸を合わせて、笑ってあげる。
それだけで十分なんです。
無痛分娩だから悪い、自然分娩だから良い──
そんな単純な話ではありません。
ただ、麻酔によって遮断された“ホルモンと神経の連携”を、
あとから丁寧に取り戻してあげること。
それが、赤ちゃんの神経発達を整え、
ママの心を癒やす本当のケアです。
ふたりが出会ったこの瞬間から、
もう一度ゆっくり“安心のリズム”を育てていきましょう。
ふくます整体院
住所:千葉県松戸市上本郷904−6
堀ビル 2F
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