バーストラウマと自律神経失調のつながり
赤ちゃんが生まれてくる瞬間は、とても大きなドラマです。
普通分娩、帝王切開、吸引分娩、無痛分娩…
どの方法であっても、「生まれる」という出来事は命がけの体験であり、生まれてきてくれたことに感謝です。
違う側面からも考える必要があり、体と神経にとっては、赤ちゃんとお母さんの体に強い負担を残すことがあります。
この時に赤ちゃんが感じた「頑張りすぎて残った緊張(バーストラウマ)」は、成長してからもずっと体や心に影響を与えることがあるんです。
例えば首や背中が固い子、いつもお腹が痛い子、学校に行きたいのに朝どうしても起きられない子。
これらの背景には、自律神経がうまく切り替わらずに過敏になっている状態があります。
ポリヴェーガル理論で見えること
ポリヴェーガル理論では
自律神経は「交感神経」「腹側迷走神経」「背側迷走神経」の
3つのシステムで説明されます。
・交感神経 … 緊張モード。戦う・逃げるために体を緊張させる
・腹側迷走神経 … 安心モード。安心・リラックス・人とつながるモード
・背側迷走神経 … 危険回避モード。体をシャットダウンさせて身を守るモード
生まれるときに強い緊張を経験した赤ちゃんは、「交感神経」や「背側迷走神経」に強く偏りやすくなります。
つまり、生き延びるために体が緊張・危険回避モードに残ってしまい、そのまま成長するケースがあるのです。
子どもの不調と結びつく流れ
「頑張りすぎて残った緊張(バーストラウマ)」は、赤ちゃんの体を固くし、呼吸を浅くし、自律神経を不安定にさせます。
その影響は、乳児期の夜泣きや便秘・下痢、背中スイッチ
幼児期のかんしゃくや偏食、
小学生以降の頭痛や腹痛、不登校など、形を変えて現れてきます。
特に起立性調節障害や自律神経失調症と呼ばれる不調は、この「生まれるときの緊張」と深く関わっているケースが多いのです。
ケアの方向性(トラウマケア)
大切なのは、「その子の体が今も緊張のまま止まっている」ことに気づいてあげること。
整体でやさしく頭や背中を緩めたり、お母さん自身の体を整えることで、
子どもの神経は少しずつ安心モード(腹側迷走神経)に切り替わりやすくなります。
また、安心できる親子の関わり、無理のない生活リズム、腸を元気にする食事や栄養も大切です。
体と心を一緒にケアしていくことで、バーストラウマによる緊張は少しずつ解けていきます。
まとめ
バーストラウマは「特別なこと」ではなく、誰にでも少なからず残る生まれた時の緊張です。
ただし、その緊張が強く残ってしまった子は、自律神経の不調として現れやすいだけ。
「怠けている」「気のせい」ではなく、体の奥にある緊張がサインを出しているんだと知ることが第一歩です。
優しく寄り添って、体と神経を安心させてあげる。
それが、子どもの未来を守るために親ができる最高のケアになります。
ふくます整体院
住所:千葉県松戸市上本郷904−6
堀ビル 2F
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