そもそも低血糖とは?
1.その不調、“エネルギー切れ”かも?
朝起きてもボーっとする。
昼になると眠くて頭が働かない。
夕方にはイライラして家族にあたってしまう。
夜は元気になるのに、眠りが浅く朝はまたぐったり……。
「こんなに頑張ってるのに、なんで元気にならないんだろう」
「血糖値は普通って言われたけど、何かおかしい」
そんなあなたの不調、
もしかしたら“低血糖”が根っこにあるかもしれません。
でも低血糖と聞くと、
「甘いものを食べ過ぎたとき?」
「糖尿病の人がなるやつ?」
そんなイメージが浮かぶかもしれません。
実は、現代型の低血糖は、検査では見えづらく、長年体にダメージを与える“隠れたエネルギー障害”でもあるのです。
このシリーズでは、栄養学の視点から、
“低血糖”の本質と対処法を徹底的に掘り下げていきます。
2. 低血糖ってなに?まずは基本から
低血糖とは、血液中のブドウ糖(グルコース)が一時的に正常値を下回る状態。
でも「正常値」っていくつ?
分子栄養学では、一般的な健康ライン(空腹時血糖70〜99mg/dL)だけでは判断しません。
✔ 空腹時血糖が80を切る人
✔ HbA1cが低いのに疲れやすい人
✔ 食後2時間以内に“眠気・イライラ・動悸”がある人
✔ 食後は寝落ちして気づくと30分経ってしまっている
こうした人たちは、「食後低血糖(反応性低血糖)」の可能性があり、
慢性的なエネルギー不足=細胞栄養失調に陥っている場合も。
さらに深掘りすると、低血糖には次のタイプがあります。
3. 低血糖のタイプと根本原因を読み解く
■ ① 反応性(食後)低血糖
【特徴】
食後1〜3時間で眠気・集中力低下・動悸・冷や汗など。
【原因】
・高血糖からの急降下(インスリン過剰)
・膵臓β細胞の反応過多
・糖質中心の食事+たんぱく不足
・副腎疲労によりアドレナリン過剰分泌でリバウンド低血糖
【改善の鍵】
・糖質制限ではなく“ゆるい低GIリズム食”
・タンパク質+脂質の先食べ
・副腎をサポートするビタミンC・B群・ミネラル(重要)補給
■ ② 空腹時(夜間・朝方)低血糖
【特徴】
夜中に目が覚める・寝汗・朝のだるさ・吐き気など。
【原因】
・肝臓のグリコーゲン貯蔵力の低下
・副腎のコルチゾール分泌不全
・ミトコンドリア障害での糖利用効率の低下
【改善の鍵】
・夜に良質な脂質を加えた食事(中鎖脂肪酸・ナッツなど)
・睡眠中の血糖安定を意識した“肝サポート食”
・副腎→HPA軸サポートの整体や生活リズム調整
■ ③ 隠れ低血糖(アドレナリン型・交感神経過緊張型)
【特徴】
・甘いものをあまり食べてないのに疲れやすい
・イライラしやすい、気圧変化に弱い
・血糖値は正常でも、興奮ホルモンで無理に持ちこたえている状態
【原因】
・慢性的なストレスや不安→アドレナリン・ノルアドレナリン優位
・交感神経がアクセルベタ踏み状態
・ミトコンドリアのATP産生効率の低下
【改善の鍵】
・まず“ゆるめる”(副交感優位に)
・低血糖の自覚がない人ほど、整体・呼吸・光環境の調整を
■ 栄養療法の視点から
低血糖傾向には、以下の遺伝的要素が関与している場合も:
-
PEPCK遺伝子変異:糖新生機能の弱さ
-
COMT変異:ストレス代謝が遅く、アドレナリンが下がりにくい
-
G6PD不足型:グルコース代謝における抗酸化力の低下
つまり、「甘いものを控える」だけでは解決できない複雑な問題が潜んでいます。
■ 「低血糖=糖尿病予備軍」ではない!
よく「低血糖って、将来糖尿病になるサインですか?」と聞かれますが、
糖を使いこなせない“エネルギー不足体質”と捉えます。
・筋肉やミトコンドリアが糖を受け入れられない
・肝臓に貯められない
・副腎でカバーしきれない
そんな状態が、「血糖値の乱高下」として現れているだけ。
4. あなたの“エネルギー習慣”、見直してみませんか?
こんなサインがあれば、
☑︎ 食後に強い眠気やイライラがある
☑︎ 甘いものを食べると気分が乱れる
☑︎ 朝起きるのがつらい
☑︎ 夜中に目が覚めてしまう
☑︎ 生理前・排卵期に不調が強い
それは“あなたの体がSOSを出している合図”かもしれません。
起立性調節障害・妊活・自律神経失調症など、多くのトラブルの土台に潜んでいる低血糖の理解が、今の悩みの解決には不可欠になってきます。
次回は、「あなたの低血糖の根っこを探すチェックポイント」と、
タイプ別の改善アプローチをご紹介していきます。
体にやさしく、でも確実に“エネルギー回復体質”へ。
▶ 続きを読みたい方はこちら →
「第2回:なぜ起こる?低血糖の根っこ探し」へ
誰もが、もっと軽やかに生きていい。
低血糖は、あなたの“エネルギーの使い方”を見直すきっかけです。
次回もお楽しみに!
ふくます整体院
住所:千葉県松戸市上本郷904−6
堀ビル 2F
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